ロータリ除雪車組立ライン

フロントシャーシには、ミッションやフロントアクスルとタイヤ及びオイルタンクを取付け、リヤシャーシには、リーフスプリングとリヤアクスルとタイヤを取付けます。また、フロントシャーシとリヤシャーシもここで組み合わせます。

リヤシャーシの上側には、エンジンを載せ、下側には燃料タンクを取付けます。また、油圧機器や電気機器の取付けも行い、運転室もフロントシャーシの上部に載せます。その運転室の組立では、運転席・助手席やコンソールなどを取付けられ、ボンネットの組立では、マフラーやエアクリーナなどが取付けられます。

油圧ホースや電気配線等の取付けが終わると、キャビンやボンネットを取付けます。キャビンの組立では、フロントガラスやヘッドライト、室内の内張り(内装)などを取付けます。

油圧ホースや電気配線等の取付けが終わると、燃料や各種オイルを充填します。エンジンを始動する前にメインスイッチを入れ、電気的な異常が無いかを確認します。エンジン始動後、油圧機器や油圧ホースからの漏れや、その他の異常がないかを確認します。

車体に各種除雪装置を取付ます。雪を描き込むオーガ、雪を飛ばすブロア・ブロアケース、雪を飛ばす方向や距離を変えるシュートとそれらを駆動するギヤケース・チェーン等が取付けられます。

車両が完成すると、ピット内での完成検査及びテストコースでの実走行試験を行い、各種性能が問題ない事を確認します。

車体側の、フロントフレーム・リヤフレーム・キャビン・ボンネット・燃料タンク・オイルタンク等や、除雪装置の除雪枠・オーガ・ブロア・ブロアケース・シュートなど自社で製作しております。さらに、燃料タンクとオーガは溶接ロボットを導入し製作しています。

ロータリ除雪車には、専用の電気配線が取付けられていますが、すべて自社で製作し配線の間違いが無いかチェック器を使って全数確認しています。キャビン内に取付けられる内張り(内装)などもすべて自社で製作しています。