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2015年、国連にて採択された2030年までの世界共通の目標

持続可能な開発目標」のこと。(Sustainable Development Goals)

NICHIJOのSDGsへの主要な取り組み

NICHIJOとSDGs

創業者・田淵助六は、北海道における冬の厳しさに悩まされながら、冬期の多雪地帯の経済、文化の発展において鉄道、 道路交通の安全確保の大切さを痛感し、雪国では避けて通ることのできない課題を克服する使命を感じていました。

創業以来、創業者の想いを経営理念「高い技術水準に基づいた優れた製品を顧客に提供することを通じ、地域社会の生活環境の向上に貢献する」として受け継ぎ、 NICHIJOは雪国の生活における様々な問題に高い技術力で立ち向かい、優れた製品を提供することで成長を遂げてきました。

当社の経営理念は、国連が掲げる世界共通目標である「SDGs―持続可能な開発目標」につながるものがあります。

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交通と生活を支える

TARGET11.2 交通の安全性改善により、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する

安全な交通の確保は、雪国の生活における課題のひとつです。ひとたび降雪すれば、線路・道路上の除雪が必要で、路面凍結の危険もあります。 NICHIJOのロータリ除雪車・ロータリ除雪装置付軌道モータカーは、除雪を行い、さらに凍結防止剤散布車によって凍結防止剤を散布することで、路面凍結を防止し、インフラの維持を図ってきました。

夏場においても、路側の草刈り作業や路面清掃などの場面で、NICHIJOの製品が力を発揮しています。 NICHIJOの製品が、地域住民の円滑な移動、安全な道路交通確保の担い手となり、インフラを支えていきます。

HTR145HV

エコロジーな都市環境を目指して

TARGET11.6 大気や廃棄物を管理し、都市への環境の悪影響を減らす

NICHIJOでは、除雪車両を通したエコロジーにも力を注いでいます。2013年、業界初のハイブリッドロータリ除雪車 HTR145HV形を試作し、 35%の燃費向上を実現し、省エネルギーな除雪が可能となりました。 引き続き除雪作業における環境負荷の低減を目指していきます。

また、ロータリ除雪車における「エコ除雪モード」の開発も行っていました。除雪作業時、エンジンは常に最大回転しており、 雪の量によっては回転数が過剰でムダなエネルギーが生まれていました。「エコ除雪モード」は、コンピュータによって適切なエンジン回転数を自動制御し、 ムダなエネルギーをなくし、燃費向上を達成しています。NICHIJOは、除雪車を通して地球環境にも取り組んでいきます。

災害時も力になりたい

TARGET11.5 災害による死者数、被害者数、直接的経済損失を減らす

NICHIJOでは、ハイブリッドロータリ除雪車を用いた非常用電源装置の開発を行ってきました。 2018年胆振東部地震、北海道では「ブラックアウト」による停電が長らく続き、当社も被災した経験からNICHIJOの製品を災害復旧に役立てたい、という想いが生まれました。 この装置を避難所などの家庭用電源に接続し給電することで、被災地のライフライン維持を目指していきます。

また、台風など豪雨災害時においてもNICHIJOの製品が力を発揮しています。アンダーパスや市街地などが浸水し、 道路交通や居住環境に被害が生じた際、NICHIJOのロータリ除雪車用アタッチメント・NDP120形排水ポンプは、 浸水箇所の迅速な排水が可能であります。冬場のみならず、災害時においても生活の支えとなる製品づくりを目指していきます。

i-snow除雪試験

i-snowについて知りたい方はこちら

少子高齢化社会を見据えて

TARGET9.1 経済発展と福祉を支える持続可能なインフラを開発する

近年、全国的な少子高齢化が進み、除雪作業においてもオペレータ不足が顕在化しており、除雪作業の自動化・少人数化が必要不可欠です。 そこで、産学官民が広く連携し、除雪現場の省力化に関する様々な活動を行う場として設立された北海道開発局による「i-snow」プロジェクトへの参入し、 除雪作業を自動化しオペレータ1人乗務が可能な試験機を開発しました。少人数による除雪作業の実現により、少子高齢化社会においても地域の交通を支えていきます。

開発途上国へもNICHIJOの製品を

TARGET9.a 開発途上国への支援強化により、持続可能で強靭なインフラ開発を促進する

道路除雪作業に悩みを抱えているのは日本だけではありません。NICHIJOでは、豪雪地帯を抱える開発途上国(サハリン・パキスタン他)へ除雪機械の供給を行ってきました。 日本のみならず、世界中の人々の生活を支える製品をつくることがNICHIJOの願いです。

誰もが働きやすい職場づくり

TARGET5.1 女性に対する差別をなくす
TARGET5.4 無報酬の育児・介護・家事労働を認識・評価する
TARGET5.c 女性の能力強化のための政策・法規を導入・強化する

近年、社員それぞれに合った多様性のある働き方が注目されつつあります。 NICHIJOにおいては、国の指針より独自に拡充した育児休暇制度・子の行事休暇制度・時短勤務制度を導入し、他にも時間有給制度等を用いて、 従業員が子育てをしながらキャリアアップできる職場づくりを目指していきます。多様な社員の活躍により、さらによりよい製品を社会に供給する事が、NICHIJOの理想です。

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